研究室の新しいロゴマークが決定しました
・この新しいロゴマークとともに、呼吸・循環器疾患の患者さんに寄り添う臨床、教育、研究を行って参ります。また、夢塾に集う多くの仲間に、夢と希望、充実感、誇りを与えていけるよう、有意義な活動の実践を目指して参ります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
【ロゴマークのコンセプト】
・私たちの研究室は、呼吸器・循環器リハビリテーションの「clinical practice 臨床実践」、「研究 research」、「教育 education」の3つをバランスよく行うことを目標とします
・患者さんやご家族に直接つながる「clinical practice 臨床実践」を「研究 research」と「教育 education」で支えます
What's New
2024/11/15
【開催のお知らせ】
第12回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会九州・沖縄支部学術集会
-> Link(九州・沖縄支部)
2024/11/01
【終了いたしました】
第39回長崎大学大学院「呼吸リハビリテーション」公開講座
-> Link(開催要項)
2024/10/04
【開催のお知らせ】
第17回呼吸リハビリテーションサイエンスフォーラム
-> Link(開催要項)
2024/09/25
第39回長崎大学大学院「呼吸リハビリテーション」公開講座
-> Link(開催要項)
2024/09/23
【終了いたしました】
長崎大学大学院「呼吸リハビリテーション」公開講座 実技講習会 2024
-> Link(開催要項)
2024/03/10
【終了いたしました たくさんのご参加をありがとうございました】
第11回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会九州・沖縄支部学術集会
-> Link(開催要項)
2023/10/31
【終了しました】
第38回(2023年)長崎大学大学院「呼吸リハビリテーション」公開講座
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2023/05/17
【更新のお知らせ】
業績(2021年度、2022年度)
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2023/04/16
【更新のお知らせ】
メンバー紹介
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2023/03/05
【終了いたしました。たくさんのご参加をありがとうございました】
第10回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会九州・沖縄支部学術集会
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2023/02/22
【開催のお知らせ】
2022年度長崎呼吸ケアネットワーク研修会
令和5年3月16日(木)19:00~21:00
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2023/02/15
【プログラムを更新しました】
第10回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会九州・沖縄支部学術集会
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2023/01/07
【記事掲載のお知らせ】
NPO法人日本呼吸器障害者情報センター(J-BREATH)の会報誌に記事が掲載されました
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2022/12/26
【事前参加登録の受付を開始しました】
第10回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会九州・沖縄支部学術集会
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2022/12/08
【一般演題の募集を開始しました】
第10回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会九州・沖縄支部学術集会
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2022/10/31
【終了いたしました】
2022年度長崎大学大学院「呼吸リハビリテーション」公開講座
開催期間(視聴可能期間):2022年10月3日(月)~10月30日(日)
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2022/10/10
【研究室の新しいロゴマークが決定しました】
夢塾代表 ごあいさつ
「夢塾」のホームページへようこそ!
千住先生は28年間の長きにわたって夢塾を運営してこられました。このたび夢塾の代表を引継ぐことになりました神津玲(こうづ りょう)でございます。新たな夢塾の一歩として,ご挨拶とともに今後の抱負について申し上げたいと存じます。
夢塾:新たな一歩
2015年4月1日付けで,長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 医療科学専攻 リハビリテーション科学講座 内部障害リハビリテーション学分野の教授を拝命し,恩師である千住秀明前教授に続く2代目として,本研究室「夢塾」を主宰させていただくこととなりました。ここまで多くの先生方や患者さんに育てていただき,今の自分が存在している幸運とありがたさを改めて実感すると同時に,不安と緊張,そして戸惑いと重責を日々感じている毎日です。
私は,本学卒業に際して千住先生からお声をかけていただき,夢塾の門を叩きました。1989年の卒業と同時に長崎市内の田上病院に勤務しながら,研究生として臨床における研究のイロハを学ばせていただきました。その後,1993年に浜松市の聖隷三方原病院に異動し,呼吸器センターに専属する理学療法士として呼吸障害の理学療法診療と臨床研究に没頭いたしました。当時,国内で呼吸器科に専属する理学療法士はほぼ皆無でしたので,その経験者から直接指導をいただける機会はありませんでした。当初は患者さんの病態を把握することができず,自分自身も何をしているかよくわからない状況が続いていました。「本当に患者さんを治療できているのか,役に立てているのか・・・」,手ごたえや実感がなく,手探りの状態で,自問自答しながら,毎日の不安な気持ちを押さえ込みながら患者さんに向かっていたように記憶しています。しかし,病院の中村美加栄先生(現みかえ内科クリニック院長)ならびに柳瀬賢次先生(現やなせ内科呼吸器科クリニック院長)を中心とした呼吸器内科および各診療科の先生方,病棟看護スタッフの皆様から鍛えられ,ご指導をいただくことができたことはとてもありがたいことでした。同時に「患者さんから教えてもらおう,学ばせていただこう」ということを常に念頭に置きながら,毎日,何度も何度もベッドサイドに足を運び,数え切れないほど多くの大変貴重な経験を積ませていただきました。この場をお借りしまして,厚く御礼を申し上げます。
誰よりも長く,多くベッドサイドで患者さんに向かい合い,誰よりも「重症」を好み,対象者の病態と理学療法の理解を臨床の中で独自に深めていきました。中でも,慢性呼吸不全急性増悪やARDSといった「重症呼吸不全」(これは私自身の活動のキーワードでもあり,ライフワークにもなるわけですが)に強い関心を持ち,当時はどの理学療法士もまず関わる事のなかった領域に積極的に身を置きながら,理学療法の可能性を追求してきました。非常に多くの患者さんと向き合う中で,「皆と同じように」,「これでよい」といったことに甘んじることなく,自分自身の限界とも向き合いながら,さらにその臨床力を高めるべく考え,強い使命感を持って励んできたことは今の自分のすべての基盤であり,迷ったときの拠り所にもなっています。
ここでは,野方敏行先生(現鹿児島医療技術専門学校),田平一行先生(現畿央大学教授)や朝井政治先生(現大分大学教授)をはじめとした多くの夢塾の仲間が三方原に来てくださって,大変な臨床現場ではありましたが,ともに学ぶことができ,とても楽しく充実していました。また学会や研究会を通じて今でも懇意にさせていただいている大勢の先生方からご指導をいただけましたことは,私の理学療法士人生において大きな意味を持ち,財産となっていることを心から感謝申し上げる次第です。
その後,2004年に長崎大学病院に異動してからも「重症呼吸不全」への挑戦を継続し,間質性肺疾患,心不全,重症敗血症へと新たな臨床での理学療法の展開に取り組んで参りました。その間,千住先生や河野茂先生(現長崎大学理事)のご高配をいただき,本学大学院博士課程で学ばせていただく機会もいただきました。ここでは迎寛先生(現本学第二内科教授)にご指導をいただきながら間質性肺疾患における呼吸リハビリテーションの臨床研究を行い,その特異性を明らかにすることができ,現在の研究テーマにつなげることができております。
2010年の大学院修了後は,オーストラリア,パースのカーティン大学理学療法学部ならびにサー・チャールズ・ガードナー病院理学療法科で1年間の留学生活を経験する幸運に恵まれました。留学先の指導者であるSue Jenkins先生は,呼吸リハビリテーションの国内および国際的な第一人者であり,臨床研究の計画から論文執筆まで大変多くのことを学ばせていただきました。
また,Sue先生は研究とともに臨床現場でも外来呼吸リハビリテーションのクラスを運営しており,プログラム管理とともに患者さんへの指導についてもお教えいただきました。帰国後,この経験が今までの自分自身の臨床経験を整理,体系化する上でも非常に有用であったことが理解できました。今後も臨床へのフィードバック,特に患者さんや同じ領域に取り組む医療スタッフの皆様に還元できる研究成果をこの夢塾から発信し続けて参りたいと思います。
さて,本研究室「夢塾」は,先代の千住先生の高い先見性,惜しみないご努力,ご尽力によって,およそ30年にわたって呼吸障害を中心とした基礎,臨床および疫学の3領域で研究がバランスよく展開されてきた国内で先進的な研究室であるととともに,呼吸リハビリテーションの普及と定着に活動を続けてまいりました。私は多くの仲間と手を取り合って,本教室のよき伝統を引き継ぎながら,その環境を整備し,これらをさらに発展させていきます。また,「臨床」,「教育」,「研究」のバランスがとれた次世代の優れたリハビリテーションスタッフを育成し,本領域を牽引するリーダーとして広く日本や世界で活躍できる人材を輩出したいと考えます。
私自身が,26年間一貫して医療現場の第一線で臨床理学療法士として活動を継続してきた中で得られた経験や苦労,困難さ,しかし,それ以上に充実感や達成感,そして魅力や誇りを夢塾の活動をとおして,これから多くの若者に伝えていくことが,今後の自分の任務であると考えています。加えて,私の最も重要な使命は,この領域の医療スタッフとその対象者である患者さんの「夢」を育てることです。千住先生が労をいとわなかった「夢」の実現に向けた支援を引き継いでいくことです。今後も,個人の前向きで自発的な切磋琢磨と努力を支え続け,一人一人に夢や希望,使命感を与えていける場所として「夢塾」の存在価値を高めていくことに全力で取り組んでいく所存です。
しかしながら,なにぶん研究室を主宰する立場としての私の経験は浅く,まだまだ力不足です。学内外の先生方,夢塾研究生の皆様からの絶え間ないご指導とご助言をいただきながら努力を継続し,夢塾に多くの仲間が集まり,夢と希望,充実感,誇りを与えていけるよう,有意義な活動の実践を目指して参ります。今後ともどうぞよろしくご指導くださいますようお願い申し上げまして,ご挨拶とさせていただきます。
夢塾代表 神津 玲
参考
1) 夢塾開講10周年記念誌, 1998年
2) 夢塾開講20周年記念誌, 2008年
3) 千住秀明教授 退任記念誌, 2014年
4) 神津玲,ほか:呼吸器科に専属する理学療法士の役割;現状と今後の課題.理学療法科学10(1): 53-60,1995.
5) 神津玲:Hands on Physio!オーストラリア・カーティン大学留学奮闘記.理学療法探求13: 31-34,2010.
6) 千住秀明,ほか:呼吸理学療法の過去・現在・未来.理学療法ジャーナル47(11): 955-962, 2013.
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